私はコスメコンシェルジュの資格を持っていて、ときどきコスメコンシェルジュ用のセミナーを聴講しています。
先日も日本化粧品検定協会主催の美白セミナーに参加したのですが、そのときに印象に残った内容を少しブログにも残しておきますね。
美白の作用機序
シミやそばかすが気になるとき、美白化粧品を使う人も多いと思います。
値段やパッケージを基準として何気なく美白化粧品を選びがちですが、「美白」といっても、3種類の段階(作用機序)があります。
- メラニン抑制
- メラニン還元
- メラニンのターンオーバー
1の「メラニン抑制」は、シミができる前の予防段階のこと。
皮膚の「メラノサイト」からシミの原因であるメラニンが生成されるのですが、「メラノサイト」に働きかけて、メラニンができるのを抑制するんです。
美白成分としては、コウジ酸やアルブチンなど。
「コウジ酸」って日本酒を造る人の手がキレイなのは「コウジ酸」のお蔭って言う、あれですね。
日常使いの日焼止めなどにメラニン抑制成分が入っていると良いですね。
2の「メラニン還元」と3の「メラニンのターンオーバー」は、出来てしまった「メラニン」を他のものに変えたり、体外に放出すること。
「予防」ではなく、紫外線に当たってメラノサイトがメラニンを作ってしまったあとに、シミやそばかすができないようにするために必要となる成分です。
たとえば、2のメラニン還元はビタミンC誘導体、3のメラニンターンオーバーはプラセンタなどが主な成分として挙げられます。
このような美白のしくみや美白成分を知っていると、薬局などで美白化粧品を選ぶときに自分に合った商品が選びやすくなりますよね。
ちなみに、最近私が使っているビーグレンの美白化粧品「QuSome ホワイトクリーム」には、「ハイドロキノン」という成分が入っています。
このハイドロキノンは上記1~3のどれに該当するのかな・・と思って色々調べたのですが、ちょっと良く分かりませんでした・・(ゴメンナサイ)
1の還元作用はあるようなのですが、シミを薄くする効果もあるので、3も多分あって、1と3の併用ということかなと思います。
ハイドロキノンとは、しみの原因メラニン色素を抑え、メラノサイトというメラニン色素を作る細胞そのものを減少させる成分です。そのため、しみ予防だけではなく、すでに肌に沈着したしみを減少させる効果が期待できます。
引用)https://www.kumiko-clinic.jp/medical/hydroquinone/
シミを予防するとともに、出来てしまったシミを減少させるって素晴らしい!
同じ美白化粧品でもどんな働きがあるから、どんなタイミングでどんな時期に使うのか、これからも肌状態を見ながら考えていきたいと思います。